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ジロー模型とは


「模型は飾って楽しむものだ」
プラモ屋の軒先で部品をモイで組んじゃってた少年期。 新製品に胸を躍らせた10代。 少しでもいい完成品を作りたいと頑張った20代。
気がつけば プラモは買うけどほとんど積んどくものがメインで 仮組やランナーから部品を外して合わせてみることもしなくなっておりました。
ある日 積んどくために買ってしまったキャラクターや1/72の飛行機プラモを前にして
「老後の楽しみだと自分でも揶揄してるけど 自分はいつこのプラモを組むんだろう?」
「組んで色を塗ってみたけれども どこに飾ればいいんだろう?」
「どんどん老眼が進んできて細かい部品を組むのがつらくなってきた。どうする?」
と首をかしげてしまいました。

「自分のオフィスに飾りたい模型を作る」

プラモデルの山とガレージキットの山は一旦は脇に置いて 自分のオフィスに模型を飾るスペースを作って 自分で企画して作った模型をディスプレィしながら仕事をしていけば毎日が楽しくなるんじゃないかと思いつきました。
勤勉な日本人はハイディテールな精密プラモデルが人気(でかつ主流)なんだけども もっと眺めておおらかな模型を作成してみようとウッドモデル(シルエットモデル)を作成しました。

「模型の楽しみを他の誰にも」
わたしはガレージキットの黎明期を一番最前線で経験することができました。
以降わたしの人生では「ガレージキットの精神」というのが根付いています。
ガレージキットは今では商品模型のジャンルや方法の一つだと思われていますが わたしが川口哲也氏から受け取ったガレージキットの精神とは
「自分で作成した模型は自分のコレクションだけにとどまらず 分け合って楽しもうじゃないか」
というものでした。
ジロー模型を始めることに決める前の10年間は わたしは古いオートバイの欠品部品を作ってきました。 これも営利的な目的よりも「困っている者同士 持ち寄っていい環境を作ろう」「その恩恵はなるべく等しく得ることができるように」と心がけてきました。 あのオートバイ部品は紛れもなくガレージキットだったのだと自負しております。
あくまでもジロー模型が作成する部品は「自分がほしいので作成する」のですが もし他にもその模型を手にしたいと感じている方がいれば 同じくその模型を手にしていただいて ともに楽しんでいく可能性を模索します。

30歳まではプラ模型を買って組んでいただいて 40になって老眼がすすんできたら
ともにジロー模型で楽しみませんか?
模型で毎日の生活が楽しくなれば そんな素敵なことはありませ

四十になったら…ジロー模型!



(平成23年6月12日 記)